【自己分析】傷ついた医者理論がキャリアの指針になる可能性
最近特に金融業界(というか証券会社)の方のキャリアカウンセリングをしていて、
・働き方改革に携わる仕事をしたい
・人のやりがいを探すようなHR事業に携わりたい
といった意向が聞くことが重なってます。
なぜか、ということを聞いてみると
自分が働いていた環境が不条理すぎて(パワハラとか)
病んだ経験がある
や
自分の仕事にあまりにやりがいを感じないことがボトルネックになっているから
とのこと。
私も証券会社出身なので、同じ思いを持って働いていたからすごい共感できるのですよね。
昔ながらの営業組織は不条理が多い。。
これを聞いて私は心理学者ユングの「傷ついた医者」という言葉を思い出しました。
ちなみにこの言葉に出会ったきっかけの本は下記の本!臨床心理学者が沖縄のスピリチュアルヒーラーをユーモアいっぱいに分析した最高の本
「野の医者は笑うー心の治療とはなにか」
https://www.amazon.co.jp/野の医者は笑う―心の治療とは何か?―-東畑開人-ebook/dp/B06XZQPP4L/ref=as_sl_pc_qf_sp_asin_til_nodl?tag=nakaharalabne-22&linkCode=w00&linkId=113c2e57accf944460297d449eb50c14&creativeASIN=B06XZQPP4L
精神科医を始めとした医者や、人を癒すヒーラーやカウンセラーという職業の方の多くは、
幼少期等に深く傷を負った経験があるらしいです。
心の傷だったら精神科医になるし、身体の傷なら外科医になったり、、と
例えば、ブラックジャックはたぶん小さい頃に死にそうな事故に遭わなければ医者になってないよね、って話。
それをキャリアに当てはめると、
自分のやりたいこと、や
人生かけて取り組みたいこと
を見つけたい人っていると思うんですよ。
そのヒントになるのではないかなーと、、
つまり、自分が一番存在として危うくなった経験はあるか思い出してみてください。どんな困難がありましたか?それは、二度と経験したくないものですか?
それをなくすためにあなたはどんな努力ができますか?
と考えていくうちに、なにをすべきかぼやっとわかってくるかもしれない。
それを私は勝手に「傷ついた医者理論」と呼んでいます。
なので、この理論を検索してもGoogleではヒットしません。
おしまい
【転職の常識】ヘッドハンティングって何?転職エージェントとの違いは?
転職を考えている方なら、「ヘッドハンティング」という言葉は良く聞くのではないでしょうか。
ビズリーチなんかに登録してても「ヘッドハンター」を名乗る方から連絡が来ることが多いと思います。ただ、そのヘッドハンターは蓋を開けてみると、普通の転職エージェントだったということが結構あります。というかほとんどです。「なんちゃってヘッドハンター」です。
ということで、今回は「ヘッドハンター」という言葉に惑わされないように、
転職エージェントとヘッドハンターファームの違いについて書きます。
■なんちゃってヘッドハンターの正体
まず冒頭で触れたなんちゃってヘッドハンターについて説明します。
そもそも転職エージェントの転職支援には2種類あります。
・登録型
・サーチ型
登録型は、「転職したい」という人がサイトに登録して、その人の経歴や志向からどういう職場に行けるかと考えるアプローチ。
一方、サーチ型はクライアント企業から「こんな感じの人が欲しい」(JAVAができるとか・・・)というのを聞いていて、その条件から逆算してスカウトしているパターンです。
このサーチ型というのがヘッドハンティングと似ているので混同しやすいです。
■ヘッドハンティングの違うところ
①ほしい人材の条件がすごい細かいことが多い
ヘッドハンティングでは、欲しい人の条件をこと細かに決めてから人材を探すケースが多いです。「ブラジル滞在経験があって、エネルギー業界と財務諸表に明るく、新規開拓営業ができる人」を探してくれ、みたいな感じです。もしくは「競合のA社の花形営業を引き抜いてくれ」、という名指しオファーもあります。
なのでポテンシャル採用みたいなのはありえません。
②だから報酬体系が違う
転職エージェントは企業へ転職が決まったときに入社する人の年収から3割などの報酬を後からもらうのが一般的ですが、ヘッドハンティングは基本前払いです。
欲しい人材がいて、それに合う人を苦労してリサーチして口説くまでやるので、
当然資金も労力もかかりますので、そのコストに見合った報酬体系です。1000万とか予算としてもらったりするみたいです。
③転職したい人には声掛けない
ヘッドハンターが欲しい人は
・エグゼクティブ(管理職)やトッププレイヤー
・今めちゃくちゃ会社で活躍している人
・すぐ来てくれる人
です。
クライアント企業のビジネスを一変させてくれるだけの人を採用するのが基本なので、
すごく優秀で、かつ今のビジネスにすぐ必要な人になります。
そういう活躍している人って、転職サイトに登録してないことも多い。
だからあの手この手で探します。コネクションも使うし、かたっぱしから会社に電話して
話聞いてもらう人を探すところから始めることもあるみたいです。
とまあ、こんな感じです。
なので、もし本物のヘッドハンターから声がかかったら、
「A社に来て、こういうことしてほしい」のような具体的要求や、口説きがありますので
その時は、「俺もここまで成長したのか…」と感慨に浸ってください。
ちなみに、ヘッドハンティングができたのは1929年前後の世界恐慌時代らしい。
不況になると、ヘッドハンティングは活発になるようです。
そんな感じで、ヘッドハンティングについてまとめました。
自分が転職活動しているとき、マーケットからどういう形で見られているのか、
の一つの指標になるかと思います。
せめて、サーチ型の対象になるサラリーマンではいたいですよね…。
<参考書籍>
ここらへんまとまってました。
・プロ・ヘッドハンターが教えるデキる人の引き抜き方―ビジネス超魔術 人材編 (アスカビジネス)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4756910890/ref=ppx_yo_dt_b_search_asin_title?ie=UTF8&psc=1
・ヘッドハンティング・バイブル
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4766783565/ref=ppx_yo_dt_b_search_asin_title?ie=UTF8&psc=1
おしまい。
【合コン術】合コンで女の子のテンションを上げる方法
合コンというのは、サラリーマンの楽しみの一つといいますか、嗜みみたいなもんですよね。
私も毎週のように合コンしては、楽しいことやっております。
私が合コンをやる理由としては、やっぱりいろんな人と出会えるから。その人の職業とっても、どんなことやってるの細かく聞いてるだけで時間つぶせます。
さて、合コンやってて問題になるのは
「盛り上がらない」てこと。
男サイドがはしゃいでも相手がついてこないし、
かといって相手に合わせてまったりしてても、ただのお食事会になってしまう。
そこで、一つテクニックを思いつきました。
題して、「オフサイドになる恐怖感作戦」
…いい名前思いつかなかった…
これには、男のチームワークが必要です。
例えば3人いたら、
①テンション高くその場を引っ張る人
②ツッコミ、調整役
③テンション低めの人、すかしキャラに合う
というのがいって、
会の最初は①がテンション上がるけど若干滑り気味で、始まる。それをうまく包むのが②。
③はひたすら女の子のテンションに合わせておけばいい。
つまり③はサッカーでいうディフェンスの最後尾ライン。
そんで、会の後半やもしくは2次会になって、
③が徐々にテンションを上げていく。
いままで同じくらいのテンションだと思ってた人がテンション上がってくるから、それに釣られて女の子たちも、合わせてしまう。
むしろ、焦って上げてくる。
つまり、ディフェンスが上がってくるので、オフェンスがそれに合わせて移動しないとオフサイドになっちゃうみたいな感じ。
それで、③が一気に①と同じテンションになって、
みんなが一つの共同体みたいに一致団結したらもう成功。あとはお任せですわ。
このテクニック?といえるかわからんが、
はくだらなく見えて結構使える。というか使いまくってる。
きっとヒトラーも集団心理学駆使して、使ってた。
いやそれはわかんないですけど…
ちなみにテンション上げる後半はカラオケがオススメ。
カラオケでは、いい思いしかしてない。
そんなこんなな知恵袋。
おしまい
【面接対策】転職面接の材料作り②いますぐ企画を立てよう!
前回、面接などで、自分の業務をプロセス分解しロジック説明できることと定量的に分析できることの大切さを書きました。
もう少し、背伸びをして今日は今あるキャリアを高める方法として「企画を立てる」ことを紹介してみます。
●なぜ企画がいいのか?
まず大きい理由として、それがあなたをアピールする最強の名刺になるから。
「セルフブランディング」でも有名な田端信太郎氏は自分の名刺となる企画を持て!おっしゃってます。
「年収100万円の差」なんて意味がない。自分の名刺代わりになる仕事の方が大事――スタートトゥデイ 田端信太郎×サイボウズ 青野慶久
https://newspicks.com/news/3227341/
田端氏のようにR25のような大きなプロジェクトを成功させ、外部が声がかかることなんてまではいかないまでも、
わたしはこれをやり遂げました!
という話を面接で話せたら、とても力強いと、
思いませんか?
●企画とは、『課題設定→解決案の提示→実行→検証』の一連の流れを経験できる
メリットはそれだけじゃない。成功しなくたって小さい規模だって、企画はプロセスそのものが大切なのです。
まず、課題設定つまりどんな企画を立てようか?あたらしい場所を立てるのか?キャンペーンを張るのか?
それを考えるときに会社や組織の課題を経営目線で考える必要が出てくる。
企画を立てたい一心で会社のリソースと、問題点それらを整理していると会社のことがどんどんわかってくる。問題点が見えると行動もしたくなる。
会社を経営目線で考えられる人が、会社の用意するルールに沿って動くだけより優秀なのは、なんとなくイメージできるよね?
そのあとは、解決案の提示から実行以降ではビジネスで大事なPDCAを責任持って回すというスキルも身につきますよ。
●とりあえず企画はなんでもいい
なんとなく、企画って良さそう!
ってわかったけど、ハードル高いなあって人は出てくるはず。
とりあえず言いたいのは企画は何でも良い。
むしろ小規模でやった方がいい。
最近、アジャイル型というものが流行っているけど、スピード感持って色々試してうまくいけそうならスケールアップすればいいはなし。
一人でも良いし、数名のチームでも良い。
●例えば?
イメージとして手前味噌ですけど自分は今
インサイドセールス部の立ち上げプロジェクトをしてます。
そんな大層な名前つけてるけど、つまりは
WEBで集客した見込み顧客で、フロントのセールスが契約までに至らなかった人に電話でしたりするところ。テレアポって言われたらそれまでだけど、インサイドセールスはマーケティングとセールスをつなげる大切な場所だってネットで読んで、やってみよってな感じでやってます。
必要なものは失注しちゃった顧客リストと、電話だけ、あとはその人たちがどれだけ動いてくれたかを数字で記録するだけ。
そう、割と簡単。
でも、マーケティングと営業双方の仕組みを理解して会社全体で効果を出そうと思わないと成功しない案外奥深いものでもあります。
まあ、そんなこんなで今あるものでプロジェクトは簡単にできちゃうと言うのがわかってもらえれば。
最後に
●仕組み作りに回らないと、キャリアが死ぬ
最後に、怖い話をします。
私の大好きなブロガーの記事を読んでください。
新)4つの労働者階級
https://chikirin.hatenablog.com/entry/20100914
仕組みを作らない人はずっっっと、仕組みに動かされます。
ちょーこわっ
だから少しでも仕組みを作ったり、仕組みに影響を与える足掻きがきっと大切だと信じてます。
おしまい
【面接対策】転職活動始める前に面接で話せる「工夫」を今の業務で作る方法①~「定量的」こそデキる人間の必須スキル~
転職活動始める前に面接で話せる「工夫」を作る方法①~「定量的」こそデキる人間の必須スキル~
【問題提起】
転職面接で聞かれることで、
「現職で工夫したこと・頑張ったことはなんですか」
というものがあります。
そしてありがちな返答パターン
「誰よりも長時間働いて、実績を残しました!」
「信頼を得るために、何度も顧客先に足を運び契約を結びました!」
という、「ワタシ、パッションで頑張りました!」
という内容ですね。
これは超ナンセンスです!
企業が知りたいのは「現職での経験は自社でも活かせるのか?」つまり
「現職で工夫した経験は、他の業種でも再現可能か?」
っていうことなんです。
だからそれをアピールしなくてはならない。
「そんなこと言っても、ガムシャラに働いてきた自分に工夫っていってもなあ」みたいなあなた、
以下の文章読んでください。
例えば、個人むけ生命保険営業Aさんについて考えます。
まず自分に問いかけます。
Q自分の行動、因数分解できてますか。
ただただ、お客さんをまわっていい提案できればよいというのではなく、全体を把握してから行うと効率的ですからね。
たとえば保険営業はこんな感じで分解できるかもですね。
契約締結数=顧客へのセールス(量)×受注率(質)
みたいな感じです。この時に、セールス量を増やすのか、受注率を上げるために質を高めるのか、どっちの対策が効果的かという風に考えると
他人にも説明しやすいですね。
もしくは、
売り上げ手数料=(一人当たり契約金額×契約人数)×平均手数料率
という考えもできます。
そうすると、①おおきな契約をしてくれる富裕層にあたる、②小口でも人数を当たる、③手数料の高い商品だけを扱い
3つの視点が少なくとも考えられます。
あとは「そのためにどう行動したか」ということを説明すれば(まあそれはそれで難しいんですけど)、立派な自己アピールです。
さらに言うと、
・一人当たり契約金額が今まで1000万円だったところ、3000万円にするために金融資産1億円以上の富裕層にアタックする
とか
・契約人数を月30人を60人にするために、(受注率50パーセントだとして)
いままでは60人にアプローチしてたけど、これからは120人にする
みたいな
「数字で語れる」と尚可。
これを定量的と言ったりします。逆の言葉は定性。
これができると、普通の業務でも上司を納得させることができますので是非考えてみてください。
ちなみに、この思考法はこの本が結構おすすめです。
営業 野村證券伝説の営業マンの「仮説思考」とノウハウのすべて/冨田和成
https://www.amazon.co.jp/dp/B075ZQ9WPZ/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
「釈迦に説法だよ」という人はすみません。
次回、続編的なものを書きます。
次回のテーマ(予定)
「Qキャリアアップのために漠然となにかしなきゃいけない気がする!どうすればいい!?」
→「A企画、企画、企画ゥゥゥゥ!」
アナログってなんだろうと考えてみる。シブヤインテリジェンスライブ
アナログの未来
※まとまりないです。すみませんと、最初に言い訳しとく。
参加した目的
最近デジタルという言葉が気になっていたけど、まず「デジタルって何?」という素朴な疑問を解決したいということから逆の概念であるアナログとデジタルの関係性から、本質を探ろうと思いました。あと、民俗学の新谷教授に会ってみたかった。
概要
無料のセミナーなので、つまるところ企業の宣伝です。
Wamazing代表 加藤氏・・・美人社長さんや
白馬観光開発代表 和田氏・・・コンサル出身で頭も良くて山男ォっていう図体
國學院教授 新谷先生・・・かわいいおじいちゃま。「博士然」としててステキ
- Wamazingすごすぎ
このアプリは訪日外国人向けに旅行の情報とかを発信する情報サイトであるが、その仕掛けがすごい。アプリをダウンロードすると、無料でSIMカードがもらえて(成田空港で受け取る)旅行中ネットが使えるようになる、という太っ腹なアプリ。
旅行者はネットが使える。旅が楽になる。
会社側は、観光の情報を発信できる、GPSで行動データを取得できる。「会社事務所に来てインタビューさせてくれれば5000円払います」みたいなアナログでニーズ把握するということもやっている。
ここでの、デジタル(アプリ)の役割はアナログ体験である旅行をもっと豊かにプロデュースしたり、そのきっかけを使うという「レバレッジ」としての役割。
- 白馬観光の和田社長は元ベイン&キャピタル出身の人がやってる。
和田社長は、農林水産省→ベインでパートナーまでなってから、日本スキー場開発に入社という経歴の持ち主。ロジカルとかデジタルなどを扱うコンサル時代に、
「白馬の圧倒的な大自然」に触れて、ほれ込んでしまったとのこと。
この方のプレゼンは白馬観光の取り組み(コロナやスタバと協働したり、結構おもしろい)についてなので、アナログだとかデジタルだとか概念に触れることはなかった。
ただ一点だけ、感じたのは、ヒトを感動させ動かすのはアナログとしての「本物に触れる体験」だけなのだということ。和田氏が白馬に惚れたように。たぶんVRで感動しただけじゃ、白馬に家は買わない。
彼の話で出たのは、「デジタルは包装紙である」ということ。
雪、もしくは山での体験は昔からあって、それを欲求するニーズは変わらない。それをどう伝えるか、どう魅せるか、の手段がデジタル(広告や映像)である。
つまりデジタルは手段。
ちなみに彼は直感で事業案を考えるらしい。そして直感の逆にあるロジカルはあくまで直感を実現するための手段でしかないということも、デジタルとの共通性を感じた。
- ここで新谷先生登場。
デジタルは道具論に至って、新谷先生のTransition(変遷)理論が登場。(理論名は勝手につけました)
人々の欲求は縄文時代から変わらず、それを実現するための道具が変遷しているだけだとのこと。
お金=デジタルの最たるもの、とのこと。
お金の起原を考えると、貝殻がでてきます。死の国への通行料として貝を持たせたようです。
そこから貨幣は貝→トラの皮→…→金→紙(今)などと
その素材を変遷させてきたわけですが、本質の「兌換機能」はずっと変わらずあった。
つまるところ、デジタルの本質は「仮想された手段」であるといえるのではないか。
『サピエンス全史』でも人類は仮想する生き物である。というようなことを言ってたな。
【まとめる】
アナログ
・本物の体験
・リアル
・人間味
デジタル
・仮想
・手段
そして、人はデジタルとアナログを行ったり来たりしている。
デジタルにしかできないこと、アナログしか持ってない価値がありそれらを融合させている。
デジタル→アナログ
・Wamazingの例
デジタルを「撒き餌」にアナログというリアルな体験世界に誘致する。白馬観光も同じ本物の自然にきてもらうためのデジタル世界でのPR活動
アナログ→デジタル
・テンセントの話が加藤氏の中であったけど、テンセント社が巨額でモバイク買収したのはなぜ。だってこれはペイしないもの(初乗り14円とからしい)でもリアルな世界でテンセントに接点を持ってもらうために、赤字でも必要であると運営している。モバイク利用のためにみんなID登録とかするからね。アナログ→デジタルへの流入。
・和田氏は本物の自然に触れたからこそ、行動することができた。事業案も直感で考え、そのあとロジカルでどう実現できるか考える。
最後に
ツラツラまとまりなく書いたけど、デジタルが進化すればするほご人はアナログにもより強く惹かれていくものだと思う。旅行なんて大変なこと人はなんでするんだろう。
って思うけど、それはやっぱり「本物の体験」とか「自分を動かす原体験」みたいなものを探しているのかもしれない。
オープントークで話していたけど、今どきラインで葬式の香典を送る人がいて、顰蹙を買ってるらしい。デジタルが進めば便利にできることも増えるけど、その分「人間味ってなんだっけ?」て考える機会は増える。そんな風に感じたセミナーでした。
おわり
【自己分析】【キャリア】ライフラインチャートは自己分析の最も強力なツールです。
自分らしい仕事の見つけ方
ライフライン(感情曲線の活用)
ライフラインの紹介をします 。
ライフラインは「自分史」を比較的簡単に書く手助けをしてくれるツールです。
その前に、簡単だけど・・・
<現代の若い人々が抱える課題>
「自分のしたいことがわからない」と嘆く若い方々がたくさんいます。
なぜでしょうか。それには「学歴社会」「豊かな経済社会の実現」「情報化社会の発展」という3つの社会環境が影響しています。
■学歴社会
・強固に存在する学歴社会のシステムが心に刻まれており、他者との競争意識が抜けず、常に勝ち続けいける人はごく少数なので、多くの若者が劣等感を抱いている。
■豊かな経済社会
・ 経済的に豊かになり、労働力としての社会ニーズが弱まり、社会から期待されること、地域社会の担い手として関わることが少なくなり、社会の一員としての自覚がもちにくくなっている。
■情報化社会
・経済的な豊かさと、情報化の進展で、頑張ってもこれくらい、頑張らなくなもまあまあやっていけるのではないかという、自分の人生のアウトラインがだいたい見えてしまい、生きる意欲が喚起されにくい。
学歴社会では「競争意識」や「こうあるべき」という「べき論」が植え付けられます。一方経済の豊かさや情報化社会の進展により、そこまで必死にならなくてもそこそこ暮らせるようになっている現状もあります。そんな環境になれた若者世代は「自分がなにをしたいかわからない」となるのはもはや当然の流れと思えてしまいます。
でもでも、ライフラインはそういう社会の「べき論」とか「外部からの評価」から解放されて自分に向き合う最高の場所になるんです!自分が何者かわかったら、「なにをしたいのか」もきっとわかるはず。
そもそも自分らしい仕事を見つけるためにはザックリ下記のステップが必要です。
<自分らしい仕事のステップ>
- 自分のことを理解・受容し、何がしたいかわかる
- 社会の課題などが客観的にわかる
- そのうえで、社会や人間関係の中で自分がどのように関わるかを決めていく
その中でライフラインを使うことで主に①自分のことを理解・受容し、何がしたいかわかることができます。
自己を確立するには自分が感じている過去から現在までの自分の歴史に一貫性がもてる感覚が重要であるからです。ライフラインを整理することで幼少期からの自分の経験や課題と今取り組んでいることが類似しており、驚くことも多いです。ぜひ取り組んでみましょう。
<実際のやり方。>
書き方は簡単。真ん中に線引いて上が「プラス感情」。下が「マイナス感情」でグラフを作ります。
まあ図を見たほうが早いですね。
そんで自分なりに分析というかコメント入れてみる
分析
1.次男として生まれ幸福な時期。妹が生まれるも、特に不自由なく愛情を得ていた。母は教育ママであったが愛情も人一倍強かった
2.小学四年のとき友人グループからハブられて悲しかった。
3.志望高校に合格し、友達と抱き合った
4.高校は楽しかった。後半で勉強に打ち込み、大学も第一志望に入れた。親族からも褒められて絶頂期だった
5.大学という「自由な環境」の中で自分はなにをすればよいかわからなかった。サークルもバイトもなにかやらされている感があった。確固たる自分を探して図書室にこもり哲学書を読み漁っていた。
6.ひたすら遊ぶ留学時代。非生産的な日々に目を背けて遊び惚ける
7.就職。まったく働きたくないが、ブランドや給料で選んだ会社は自分にまったくあっている気がせず、またこもって「自分らしく働くにはどうすればよいか」を探すため心理学の本を読み漁る
8.逡巡した結果、自分のやりたいことは人々の「自分らしさ」を探す手伝いをする仕事。つまりキャリアカウンセラーであると悟り転職。
書いて見たら分析します。その時に以下の二つの着目点をご参考ください。
【1】人間関係において人が成人するまでに直面する6つの段階
- 0~2歳:基本的信頼を形成する時期
→お母さん(の代理の存在でも)との関係はどうだったかを考える
- 3歳~4歳:排便などのルールを身につけるしつけの時期。
→しつけをする人に対する態度はどうだったか?従順それとも反抗的?
- 5歳から小学校に入学するまで:第一反抗期。親の躾と自分の欲求のバランスを取る方法を身につけていく。
→自分の主張はちゃんとできていたか?
- 小学入学から四年まで:自分の知りたいやりたいという知的好奇心と教師の期待する学習のバランスがとれるかの壁。
→なんのために勉強していた?もしくはしてなかったか。他人の評価のために勉強や友達関係を築いていたか。うまくいくと自分に自信ができる。できないと、他人の評価基準で優劣感を感じる
- 小学高学年かや中学生:思春期。こころにもう一人の自分が生まれ、自分を観察するようになる。ロールモデルを見つけ、理想を取り入れていく。うまくいかないと、理想の人から認められる役を演じ自分を失い始める
- 高校から大学:自分のやりたいこと、人生の方向性、価値観を形成。やりたいことと社会からの要請のバランスをとる。そうじゃないものは、自分のしたいことがわからず無気力になる。結果、学歴や社会的地位や名声を手に入れることで自分を確認しようする。自分の狭い価値観を信じてまわりとギクシャクする人もでてくる。
→就活ではなにを重視していたか?自分の価値観はあったか。それはどのようなものか。恋愛関係はどうだったか。
上記の6つの時期で抱えた課題や、人間関係で感じた問題をもし解決できなかった場合は、それらがずっと心に残っている可能性があります。
今、ネットフリックスで「ゴブリンスレイヤー」というアニメを見ていますが、少年期に家族をゴブリンに殺された冒険者が大人になって実力をつけたにも関わらずレベルの高いドラゴンなどを倒さずに、ひたすら低レベルモンスターといわれるゴブリン刈りをしているというアニメです。それに近いかもしれません。人間は、幼少期に傷ついた小さい自分を癒すために働いているのかもしれません。それをインナーチャイルドというときもあります。
【2】ライフイベントごとの自分を確認する
人は大抵同様のライフイベントを通過して社会に出ていきます。しかし、そのたびごとに経験する感情は十人十色です。下記の各イベントを思い出してみましょう。
- 高校受験:受験を始めて受ける人も多い。このときに失敗して親をがっかりさせた経験を持つ人などもいる。そのあと自分は「無力感」を感じたか、それとも「悔しさから努力した」のか
- 大学受験:高校受験と同じ。こっちのほうがよりシビアであることも多い。第一志望に受かればよいというわけでもなく、そのあとどのように過ごしたかを分析しましょう。
- 就職:初めて社会にでるとき、自分は社会をどう理解していたのか、なにをしたかったのか考えてみる。
上記の3つがライフラインチャートの「頂上」もしくは「底辺」になっていることも多いですね。
そしてその「頂上」や「底辺」は自分の価値観を知るためにとても重要なキーポイントですので、詳細に分析してみましょう。
そして分析をある程度したら是非、他の人と「対話」してみてください。
自分の人生を語ることはそのまま癒しにもなります。そのときにライフラインチャートはよい思考の地図として活躍するでしょう。
いかがでしたでしょうか。今回の情報が皆さまの「自分らしいキャリア」ひいては「自分の人生」を見つける手助けになれれな幸いでございます。
話相手が欲しいという方はぜひ、私にメッセージいただいてもいいですよ。
おしまい