三十路からのキャリア飛躍

キャリアアドバイザーです。自らの成功を夢見てもがいています。

【原体験】アドラー心理学を参考にして原体験について考える①

「原体験」・・・転職面接やキャリアに成功した人がインタビューで聞かれたりするもの。その人が今取り組んでいることに対して、そこ行動に駆り立てることになった経験のこと。

 

原体験を知りたい、と思う時期がありました。

自分がやりたいことがあって、なぜそれをやりたいのか知りたかった。

もっと言うと、やりたいことがわからなくて過去にそのヒントを求めていた時期。

 

それでも原体験なんて誰も教えてくれない!

そりゃそうだ、自分の記憶だもの。

しかも厄介なことに、人の記憶はあいまいで思い出したいことしか思い出せない。

でもそれがヒントになる。思い出すこと、幼少期から注目していたこと、価値を置いていたこと。つまり記憶をたどることで自分の価値観を明らかにし、未来に成し遂げたいことのヒントを得られるのでは、、、?

 

そんなこんなで紐解いた「Earlly Recollections」という洋書。

主にアドラーフロイトによる原体験への研究が記載されている。

 

あまりにも長いので、少しづつ研究していくが今日はヒントになりそうなアドラー

考えを整理しとく。

まずアドラー心理学の前提として

人は目的的な生き方をしている(なにかを成し遂げたいといつも考えている)

人は優位にたちたい、重要なものになりたいという強い欲求がある

ということがある。

 

そこから導き出されるアドラーの理論は

「 早期回想は人生の今後の発展を象徴してる 」

という考えだ。

早期回想とは、幼少期の記憶についてである。

人は幼少期、ずっと昔の記憶、3歳とかそこらへんの

を思い出すときに、全部は思い出せないから、自分の価値観や考えによって

曲解しつつも思い出しがちです。

 

そして、その曲解にも「目的」があるのです。

「自分はこういう人間になりたいから、昔は○○ということをしたと思いだしたい」

 

とこうなるわけです。

昔絵ばかり描いていたことばかり思い出す人は「クリエイティブ」への希求かもしれないし、

人を笑わせていたことばかり思い出す人は「ユーモア」を大事にしていて、社会にユーモアをもたらしたいと考えているかもしれない。

 

ただ、これを読み解くのが大変で、

・思い出せる限り昔の記憶を思い出し描写してください

というところから、フラットにそのときの情景を聞き出してあげないといけない。

そして、そこから感じるその人の無意識的な人柄、価値観をさぐりあてていけなくてはいけません。

これには熟練した技が必要で、フロイトユングが夢診断や言い間違いから、その人の無意識的な考えを探り当てたのと同じようなやり方です。

 

どうすればうまくできるのか、これからもっと研究したいです。

 

おわり。