ピラミッド思考をコミュニケーションに活かす【コーチング】
先日、会社の知り合いが、コーチングのセミナー?勉強会?をやっているとのことで、誘っていただきました。
上場企業マネジメント層の方や独立してビジネスやられてる方など
意識の高い方がコーチングをディスカッションする場でした。
今回のお題は
「目標の立て方」でした。
二時間に及ぶワークに次ぐワークでもう全部覚えてないんですけど、一点だけ心に残り、実践したいなというものを書きます。
それは目標をピラミッド構造で立てるということです。
ピラミッド構造はクリティカルシンキングでよく使われる論理スキルですね。バーバラ・ミントが詳しく本で扱ってます。
図に書くと簡単です。
え、みづらいかな?笑 ごめんなさい。
説明します。
一番上に抽象度の高い志を書いて
例)世界中を旅して色々な文化の視点を身につける
二番目にはより具体的な目標
例)英語ペラペラになる
三番目はto doみたいなもの
例)英会話教室に通う、本を一冊読む…
って感じ。ここまでは、ありきたりっていうか、誰でもやってたりする。
これを人とのコミュニケーションで使う。
コーチングのセッションでは、
初回にまずこの全体像を、とくに上位目標の設定に時間をかける。(コーチングでのクライアントは売り上げを上げたいとか、部下のマネジメントをうまくしたいとか中位目標を持ってくる人が多いから、それはなんのためなのか?というビジョンをはっきりさせる)
それで2回目以降のセッションでは上位目標を理解した上で実際に中位目標達成のためのタスクに取り組む。という流れがあるらしい。
これのなにがすごいかって?
例えばなんですけど、こういう経験ないですか?
上司にただタスクの命令をされたが、なんのためにやるのかわからずやる気でない。
厳しい指摘を他人にもらうと、お前にオレのなにがわかんねん、って気持ちで反発しちゃう
ぼくにとってはあるあるなんですよ。
そういうむかつく上司はいっぱいいたし、
自分もそんな指示を後輩に出していたかもしれない。
そんなときにアドバイスとか、タスクの指示をしてくれる人が、自分のビジョンとか、その仕事を通してなにを達成したいのか把握して理解した上で言ってくれたらどうですか?
納得しますよね〜
これを意識すると部下のマネジメントとか、カウンセリングとか、コンサルティングとかそういうコミュニケーションはガラッと変わると思います。
しかもその大切さはわかってるけど、できてない人は、この「図にする」ということを通して視覚化できて、上手にできると思う。
そしてここには、一つ人と接する時の重要な信念があります。
人はみんなビジョンとかもった存在だとみなすということ。一つの行為には、なにか大きな目的があるかもしれないこと、意識無意識かかわらず。それをぼくは大切にしたい。
そんで、これを来週からのキャリアカウンセリングに活かしたいと思います。
たぶん転職したいって来る人も
転職した上でなにを実現したいのかということを明確にすれば、自ずと人生の大きな方向性が見えてくるんじゃなかろうか。
まあ、そのビジョンを言語化するのが難しいんだよ、っていう悩みはまたこれからのお話。
ちゃんちゃん。
追記
カウンセリングを近しい家族とかにするって、難しいですよね。照れくさいし、他人より向き合うのが難しい…役に立ちたいけど、うまくできない。最近の悩みです。
スパイスでアーユルヴェーダ。インドカレー@谷中銀座
最近アーユルヴェーダ健康法にはまっていまして、それを実行しようとカレー屋に行きました。
アーユルヴェーダとは、古代インドから伝わる生命科学です。ヨガやマッサージ、ハーブティに至るまでこの知恵が源泉になってます。
なぜアーユルヴェーダかというと、東洋医学の特徴に自己を知り、自己に合った方法で病を予防するという考えがあって、その自己を知るっていう思想にとても共感するから。
そんなこんなで、前から行きたかった
薬膳カレーじねんじょ
なぜ薬膳カレーかというと、とにかくスパイスが欲しかった。僕は、アーユルヴェーダでいうカパ体質。体冷えやすく、血液の流れが滞りやすい。そしてカパが乱れると咳が出る。まさにいま僕は咳がでている。
そんな冷え性で低血圧な僕の調子を整えるのは身体をあたためること。そしてその妙薬がスパイスなのだ。
だから、僕はとにかくスパイスが欲しかった。
しかし今日はTOEICの受験があった。
TOEICを受け終わって競歩世界選手権並のくねくね歩法で急いで行ったにもかかわらず、まさかの売り切れ!!で食べられず…
肩を落として谷中銀座の人混みを歩いていたら怪しげな店が…
いい感じだ…あやしくって神秘的。
ちょっと躊躇したが、僕の体はとにかくスパイスを欲していたので
入ってみることに。
すごい!なんというオシャレ空間!調べたらインド王宮をイメージした空間したらしい。
チキンカシミールカレーを注文。
全然辛くない、甘いのに、身体がポカポカしてくる…!いいね!
これぞまさに欲しかったスパイスだ
ここで、キャリアについて重要なワードを思い出した。
「プランドハップンスタンスセオリー」
直訳すると計画された偶然理論
クランボルツ博士というなにやらオシャレな名前の人が考えた言葉である。
簡単に言うと、成功した人々に今のキャリアやるきっかけはなんですか?って聞いたら、
偶然そうなったんだよねえ、って答えがあまりに多いらしいよ。だから、大事なことは、
偶然に降ってくる話にはオープンな態度で接すると自然と世界も広がるし、成功へつながるかもしれないよね。って話。
でもなんでもかんでも手を出してもしょうがないから、自己をしっかり内省して軸を作るのは大事だと思うけどね。
今日の僕で言えば、スパイスの効いたカレーを食べたいって軸があったからこそ、素敵な店に出会えたみたいに。
そういう軸とか方向性を持ってる人に
偶然はしっかりとチャンスを与えてくれるのよ。
いつまにかキャリアの話に切り替わったけど
まあそんな感じ。
おわり
『アウトプット大全』を読んだので内容をアウトプット してみる
ひとことで言うと、雑学の寄せ集め。
コンビニで売ってる「誰にも教えられない心理学」みたいな軽薄な本に載ってるような基礎的な心理学。ザイアンスの法則とか。
そういうのを集めててアウトプット に直接関係なくない?って思った。ねいばーまとめかよっ
ブログの書き方の紹介ももググればでてくるよう一般的なことで、ビビった。
何十冊も本出してますっていうけど、こんだけ薄けりゃまあ出せるだろうなあって性格悪そうなこと言わされる始末。
でも、それに触発されて、いまこうやって
アウトプット してるってことは、この本はすごい偉大な力を持っているのかもしれないね。
千円ちょっと払ったのだからそれくらいは効果あってもよかね。
<洋書紹介>恐怖のない職場でのびのび働きたいよね・・・『Fearless Organization』
洋書を読んだので紹介します。
英語でビジネス書を読み通せたのは初めてかもしれない。
『the fearless organization』by AMY・EDMONDSON
かかった時間12時間半くらい。しんどかったぜ。
そもそもなぜ洋書を読み始めようとしたのかというと、英語の勉強とかもあるんだけど、
以前、話題になっていた「ティール組織」ってあるじゃないですか。あれが、すごい自分には革新的で衝撃受けて「こんな革新的な考えがあったんだ!」って思ったんですけど、原本発売されたのは2014年だったんですよね。やっぱ日本、遅れてるんかなって思って。
そういった新しい組織心理の考え方をいち早く取り込もうというミーハー根性のもと2018年11月に発売したてだったこの本をまずとってみたという次第です。
著者について
エドモンドさんはよく知らないけど、ハーバードのような大学で教授していたり、グーグルとかの組織開発に関わっていたすごい人だ。
「心理的安全性」とテーマに研究してて、TEDにも出てるし、世界で最も影響力のあるビジネス思想家に選ばれているらしい。
そんな感じの人だ。
感想
ちょっと短い内容で済むものを無理やり薄めて1冊の本にした感がある。
繰り返しが多いからかな。どんだけ例出てくるんだよってくらいに様々な企業の事例が出てくる。具体的でよいという面もあるけど、英語だからなかなか進まなくて困ったよ。
とはいえ「心理的安全」というものは私自身の「人々がホールネスを持って(偽りをもたずに)仕事することを支援したい」という目標にも必要不可欠な要素であるので、参考になりました。
勝手にまとめてみると・・・
今の世の中はVUCA(Volatility・Uncertainly・Complexity・Ambiguity)と言われていて
とにかく変動が激しく、不透明で何が起こるかわからない。確かにトランプ大統領はいまにもミサイル発射したっておかしくない、そんな世の中だ。
そういうデンジャラスな世の中で企業が成長を続けるにはなにが必要かというとそれが「心理的安全」なのである。
これがないと企業は革新しつづけることができないし、従業員も不満がたまってブラック企業に落ちぶれていってしまう。
「心理的安全」とはなにかというと、「みんなが自分の意見を率直に言ったり、わからないことをわからないといえる環境」って感じかな。お互い仲良しこよしで助け合って、楽しいね!というユートピアではないことに注意されたし。
安全のない職場とはどういう感じかというと
・上司が間違っていると思っても気まずいから言えない。
・バカと思われるから質問できない
・失敗されたら無能と思われるから挑戦できない
などである。
私も経験あります。授業とか会議とかで「質問ありますか?」って聞かれたときに
質問があっても手を上げられないという状況。そんで先生とかが怒り出す。「質問がないということはちゃんと聞いてないからだ」「会議でそんな受動的な態度でいいのか」
みたいな。だって恥ずかしいんだもん。そんで教室はもっと恐怖に支配される。
この本の中でも病院内で看護婦が薬の量がおかしいなって思ってたけど、ドクターに意見するのは気まずいなと思って意見できなかった例があるけど、命のかかる職場でも「気まずいから」って理由で意見を差し控えちゃうのが人間である。人間は恥ずかしがりなのだ。
このもろさには合理的な理由がある。
意見を言ったことで認められるかわからないけど言わなければ確実怒られることはない
つまり
不確定な利益<リスクなし だったらリスクを冒さないよねという仕組み。
こういうハニカミ屋さんたちの職場に「心理的安全」を創出し、活発な議論やお互いに教えあう環境にすれば、
みんな楽しいし、新しいアイデアも生まれて組織も活性化するし、素晴らしいよな
って考えがエドモンドさんの言ってること。
じゃあ成功している企業はというと、ピクサーとかなんだけど
ピクサーにはこんなルールがある
・フィードバックは建設的であること。その人への批判ではなく、プロジェクトそのものに対する批判をすること。
・上司からの提案は唯一無二の処方箋じゃない。ただの選択肢の一つ。
・フィードバックは相手が間違ってると証明するのではなく、相手に協力したいという感情の表現であるべき
そのほかリーダーがすべき行動姿勢が書かれてるけど、
もう書くの疲れてきたし、ボスじゃなくて一般社員ができる「心理的安全」創出方法を書いておこう。
3種の効果的な言葉
・I don’t know
・WHY?
・What can I do for you?
つまり、自分の無知や弱さを認め、謙虚な好奇心でなぜと質問し、そして協力的であること
うん、結構当たり前のことだ。
そうなんです、当たり前なんですよ。心理的な安全って。人間として善良であればみんなできることなんだけど、この競争的な社会がそれをムズカシクしているのかもしれないな。
でもこの概念は割とエポックメイキングなもので、
いままで利益のためにイケイケだった資本主義社会では、
他人を蹴落とす冷酷な人間が賛美されていたことも多々あったけど
いまじゃ「善良であること」が成功の条件であるといわれてる(前からかもしれないけど、感覚的に)それって結構救いだ。
営業マンだった時代は「いいやつ」でいることがコンプレックスだった。
お客さんに商品をごり押しできなかったから。
でも、こういう組織な「いいやつ」のままでも成功できるんじゃないか、
そう思えました。
オワリ
人は近くの目標を過大評価し、遠くの目標は過小評価するー世界一ふざけた夢の叶え方
オーディブルで聞いていたので、一言一句同じじゃないかもしれないです。
これはハッとさせられました。
来月までに、売り上げ二倍に伸ばせ!って
言われたら、やっぱり
いや、むりっしょ
って言っちゃう。
近い期間で目標を立てるとどうしていいかわからず、できない!ってなって結局人はやらない
でもそうじゃなくて、やってみたらできるかも、1ヶ月のつもりが2ヶ月になっちゃったりするかもしれないけど、できることだってある。
だからやってみなさいよってこと
来月までに痩せるとか、仕事辞めるとか、起業すると、そうゆうのももろもろ。来月だとちょっとなあ、、ったなる。
でも逆に来年とか五年後だったら?
五年後に売り上げ二倍にしろって言われたら、
たぶんみんな
そんなのできますよ
って言う。
そんで、なんもやらない笑
だって時間あるし、そんなのできて当たり前だから、だからなにもやらないで時間が過ぎる、夏休みの宿題みたいに。
そんで遊んでる内に忘れちゃう。大事な目標を達成も。
起業とかって特にそう。
30までに起業するぞ!
って学生はなにか具体的なことできてるのか
とか、大企業とか入ってナアナアに働いてないか考えた方がよいかもね。
自分のことなんですけど。
「近くのものは小さく、遠くのものは大きく見えるだけのこと」って言っててよくわかんないって思ってたけど、
今もよくわかんない笑
そんなふうにまとまりなく、おわり
「肌焼けました?白いイメージなので」美容師見習いさん
毎月火曜、ヘアサロンの担当の人じゃなくて、
いつもシャンプーだけしてくれるアシスタントの女の子
シャンプーをされ、
かゆいとこないですか?
はい、大丈夫です。
の会話したことない限りなく赤の他人に近い知ってる人
その人がその一言をいってきた。
それで赤の他人が知り合い同士になった。
え、僕のこと覚えてくれて変化に気づいてくれたんだ
と素直に嬉しかった。そして会話してみたくなった。
ここに人間関係のヒントがある気がした。
その人に興味をもってもらったら、自分も興味をもつし、
一人の人間として扱われると自分も相手をそうみなす。
接客業でも同じ、
いつもご利用ありがとうございます。
の一言で、ただの回転する客から常連さんにかわる
赤の他人を少しでも人間として向き合うことによって世界は少し豊かになるかもしれない。