【面接対策】ケース面接は古い?GAFAでも使われる行動特性面接について
今日はGAFAの面接でも使われる「行動特性面接」について書きます。
コンサルを受けているとフェルミ推定ってあるじゃないですか。
「日本に電柱何本あるでしょう?」みたいな…。
あれをGOOGLEは「意味ないのでやめます」のようなことを言っているのを知っておりますか?GAFA界隈では、コンサル特有の地頭を見る面接は無意味に映っているようで、独自に採用を展開しています。
まあ、電柱の本数なんで、知ってもしょうがいないというか、ググればわかりますからね。嘘です。結局これは型を覚えてしまえばだれでもできる問題でもあるので、本当のその人の能力を測るのに適してないのではないかと思うからです。
では、どういったことをするのでしょうか。
今回は私が見聞きした話を元に、某GAFA企業の事例を紹介します。
その質問の内容はこんな感じ
●今までで一番、イノベーションを起こしたと思うエピソードを教えてください。
→・どうやってそれを思いつきましたか?
→・その試みはどのくらい成功しましたか?
→・周りを変えるとき、どのようなやり方を取りましたか?
→・それはどういった点で、イノベーティブだと思いますか? など
→どうしてその問題に気が付けたのですか?
→どのような解決手法を取りましたか?
→それをどのように周囲に説明しましたか?
→その後どのようなアクションを取りましたか?それはどのような結果を生みましたか?
こういった面接のミソは、問題解決の局面におけるその人の行動傾向を見ようとしている、ということです。
彼らは候補者の達成した実績については大きな関心を寄せません。
営業で120%達成!などの実績は組織の中での目標達成に過ぎないし、単純に運かもしれず、外にいっても通用するかは確かではないからです。
なので、彼らが知りたいのはその実績にたどり着くために講じた工夫や戦略です。
工夫の考え方は環境が変化しても発揮される可能性が高いので、信頼に値します。
この面接に対して、どのように対策すればいいでしょうか。
まずは自分の業務を分析してみて、なぜ成果が出ているのかを説明できるようにすることです。なんとなく業務をこなしている人はまずここで躓きます。
そして重要なのは採用側が欲しいのは日々のルーティンワークをなんとなくこなしている人ではなく、常に問題解決に直面している人。工夫をして、それを言語化できる人であるということです。私も自戒を込めて、日々の業務に向き合いたい所です
ちなみにこの面接は受けた候補者も、面接官もお互いの良い所知り合えて、非常に満足感の高い面接になるそうです。
相手を試すような面接よりも、候補者の良いところを一緒に探すスタンスの面接は確かに気持ちのよいものですね。
今度やってみよっと。
おしまい。